エキサイト出会い恋愛

印象として、チャットの説明にページを割きすぎている気がする。この本は第５章まであるのだが、恋愛についての章は第４、５章しか無い。「チャットの恋愛学」と言うタイトルを名乗る以上、第１章だけチャット説明に割き、２〜４を恋愛について書くともっと充実した本になったと思う。その点が残念。
ただ、第４章では具体的な事例を挙げており、それについての分析は短いが面白く、心理学的な説明を避けており一般人でも読みやすいと思われる。今までチャットをやったことが無く、且つチャットに興味が在る人は、この本を指南書として読んでみるのもいいかもしれない。逆にチャットを経験したことがある人にはあまり読むところが無く、若干面白みに欠ける。

新聞に載る女性週刊誌の広告みたいな感じ、写真週刊誌の広告でもいいけど。まだ文春とか新潮の広告のほうがマシって感じ、わかったようなことを書いてあってつまらなそうっていう意味では週刊朝日ってところ。

チャットによる出会いというのは，バーチャルなようでいて，実はリアルなものであり，そこに潜む危険性を認識しようというのが，本書の主旨．著者が10年以上に渡り，今まで経験してきた，ドロドロの人間模様の中で，幸せを得た人もいれば，傷ついたり，去って行った人も多い．その経験から，チャットを通した恋愛，そしてこのコミュニケーションの本質を探る．
しかし，本社は，誰のために，何のために書いている本なのかが明確ではない．アラートの発信なのか，心理学的解析なのか，中途半端であるところが残念である．